経営計画のすすめ
二宮尊徳翁の「遠くをはかるものは富み、近くをはかるものは貧す」という言葉があります。目の前のことしか考えない人は、春に種をまいて、秋に収穫するなんて時間がかかると準備せず、目の前のことがらに迷い、種まきをせず、育てることをせず得ることばかり目がいき、貧しくなる。
このことは経営も同じであると思います。5年先、10年先の自社の目指すべき姿を決め、そうなるためには今何をすべきかを考えなければいけないと思います。売上を上げるために経営者の方は日々努力されていますが、中長期的な経営計画を作っている方はすくないと思います。
高校野球を例にすると、学校によって「甲子園で優勝」という目標や、「甲子園出場」といった明確な目標を持っている学校と明確な目標を持っていない学校があると思います。野球部員の方はみな上手くなりたいと日々練習しています。しかし、明確な目標をもっている学校と目標をもっていない学校では練習の質と量とその内容には大きな差があります。甲子園に出場するという明確な目標を立てることによってはじめて、今どのような練習をすべきなのかを考え、行動することができます。目標をもたないままで、まぐれで甲子園に出場することはできません。
経営計画は、目標とその達成になにをすべきかを決定することです。日本の会社の約7割が赤字というのが現状です。そんな時代の中、会社の黒字化と継続的な発展を考えるのであれば、経営計画は必要であると考えます。経営者の強い夢や希望を基に経営計画書を作成し、その夢や希望を全社員と共有し、全社一丸となって経営計画を実行して頂きたいと思います。
当事務所では経営計画作成のサポートをおこなっております。経営計画についてもっと詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。